今大会の東京都中学校サッカー選手権大会結果速報を振り返ると、開幕直後から会場がどよめくスコアが相次ぎました。春先のシード校が早い段階で姿を消すなど、中学サッカー都大会組み合わせトーナメント表の山はブロックごとに明暗が分かれる過酷な展開となりました。
特に注目を集めたのが、長年都大会の上位常連であった本命校の早期敗退です。敗因の大きな要因となったのは、相手チームによる徹底した「プレッシング網」と「トランジションのスピード」でした。従来のポゼッションスタイルに対し、中盤での素早いセカンドボール回収と両ウイングを走らせるダイレクトなカウンターを徹底した挑戦者側が、シード校のリズムを完全に狂わせたのです。
一方、熾烈なトーナメントを勝ち上がり、東京都中学校総合体育大会サッカー競技のクライマックスである決勝へと駒を進めたチームには明確な勝因が存在しました。それは「守備ブロックの再編速度」と「セットプレーの精度の高さ」です。猛暑の中で行われる連戦において、運動量が落ちる後半ラスト15分でも崩れない集中力を維持し、数少ない好機を確実にゴールへ結びつけたチームが、見事に関東への切符を掴み取りました。