決着直後、ソーシャルメディアや掲示板上では怒濤の勢いでネットの反応と評判が投稿され、トレンド欄はレース関連ワードで埋め尽くされました。その議論を細かく観察すると、今回のレースがファンの予想アプローチに突きつけた「ある構造的対立」が見えてきます。
スポニチ競馬Webをはじめとする専門メディアが提供するAI指数や過去走のスピード指数を重視したファンの間では、「指数上位馬が揃って凡走した」「デジタルデータでは拾えない負けパターンだった」と落胆の声が広がりました。近年普及しているAI予想モデルの多くは、過去の平均的な走破タイムや上がり調教時計を重視するアルゴリズムを採用しているため、今回のような局所的な馬場悪化や激しいラップ崩れによる失速リスクを過小評価しやすい側面があります。
その一方で、当日の気配を直接確認した現地の生の声には異なる視点がありました。X(旧Twitter)やリアルタイム掲示板には次のような現場の観察が投稿されていました。
「パドックで1番人気馬の歩様が硬く、発汗も目立っていた。明らかに本調子ではない気配だった」
「前走の激戦の疲労が抜けきっていない印象を受けたため、思い切って軽視して正解だった」
「返し馬の時点で外目の芝を選んで走らせていた騎手の姿を見て、コース取りの狙いを確信した」
このように、数値化された過去実績を盲信した層と、当日のパドックや返し馬のリアルな気配変化を察知した層との間で、結果に対する明暗が鮮明に分かれる形となりました。