利用客側の「マナー」にも明らかな変化が見られる。数年前までSNS上で散見された「カフェで何時間まで作業して良いか」という議論は、いまや明確な暗黙の了解として定着した。基本は1回あたり90分から2時間。それ以上滞在する場合は、追加のドリンクやフードを注文するのがスマートな利用者の流儀とされている。
「周囲の視線を気にしながらコソコソ作業するくらいなら、しっかり追加注文をして堂々と利用したい」と話すのは、フリーランスのデザイナーだ。店舗側も、長時間滞在客向けの「おかわり割引」や「作業用セットメニュー」を用意するなど、ノマド層を単なる不審客ではなく「優良なリピーター」として囲い込む工夫を重ねている。