全国の主要展示場で一斉に巻き起こっている大規模なリノベーションの嵐。その原動力となっているのは、老朽化対策にとどまらない「次世代型インフラへの完全切替」だ。床面に埋め込まれた無数の高精度センサー、5Gを超えた次世代通信メッシュ、そして無人搬送車(AGV)が整然と行き交うロジスティクス空間。これらが標準装備となった現代の会場では、設営から撤収までの時間が従来の三分の一に短縮されている。
現場を支える設営スタッフの働き方も一変した。重労働の大部分はパワースーツや自動化アームが担い、人間に求められるのは空間の演出やクリエイティブな設計のみ。長年課題とされてきた「イベント設営の過酷な労働環境」は劇的な改善を見せ、会場全体の稼働率は過去最高水準を更新し続けている。