タスポが使えなくなったからといって、自販機での販売が完全に全滅したわけではない。一部の機器では、すでに新しい年齢確認システムへの移行が進んでいる。その筆頭が「運転免許証のICチップ読み取り」や「マイナンバーカード」を活用した年齢認証機能だ。
特に注目を集めているのが、顔認証カメラと公的証明書を組み合わせた最新型端末である。利用者がマイナンバーカードや免許証を読み取り部にかざし、カメラで本人確認を行うことで、事前に専用カードを発行・所持することなくその場で即座に購入が可能となる。しかし、個人情報保護への警戒感や操作の手間を嫌う層からは「面倒になった」「財布から毎回免許証を出すのは抵抗がある」といった不満の声も根強く、タスポのような「かざすだけ」の手軽さを再現するには至っていない。