改札を抜けると、以前とは明らかに異なる開放的な空間が広がる。南欧風の赤瓦屋根という象徴的なデザインを残しつつ、駅舎内部は全面リノベーションされた。木の温もりを全面に出したコンコースには、地元の竹材や房州石をあしらったモダンなインテリアが配置されている。
西口デッキからは「鏡ヶ浦」と呼ばれる館山湾を一望できる展望テラスが新設され、夕暮れ時には富士山のシルエットと夕陽が織りなす絶景を写真に収めようと多くの人が集まる。かつての寂れかけた駅前商店街も、若手起業家や地元の老舗がタッグを組んだ複合施設へと生まれ変わり、活気に溢れている。