「映画大学を卒業すれば、すぐに監督になれるわけではない」。業界の現実は、いまも昔も厳しく、そして甘くない。学歴はチケットに過ぎず、現場に出れば一人のクリエイターとしての力量のみが評価される。
だが、大学という環境で培った「同期とのネットワーク」や「挫折に耐えうる制作経験」は、フリーランスや起業といった多様な働き方が増えた現代において、大きな防波堤となる。映画監督を目指す者、VFXアーティストとして海外に拠点を移す者、あるいは配信番組のプロデューサーとして打って出る者。一つの枠にとらわれない柔軟なキャリア設計を描けるかどうかが、プロとして息長く生き残るための鍵を握っている。