ゴルフ業界で長年語られる俗説の一つに、「高価なハイエンドクラブを使えば自動的にスコアが良くなる」というものがあります。しかし、これは明確な誤解です。
ツアープロ用の高額なクラブは、プレイヤー自身が芯で捉える技術を持っていることを前提に設計されています。操作性が高い反面、芯を数ミリ外しただけで飛距離が20〜30ヤード落ちる設計になっており、アベレージゴルファーにとっては「最もスコアを崩しやすいギア」になり得ます。
現代のクラブ開発における最大の恩恵は、エントリー〜ミドルクラス向けに投入されている「オフセンターヒットへの許容性(MOIの向上)」です。無理に1本10万円を超えるプロユースモデルを求めるのではなく、型落ちとなった前年〜前々年のフラッグシップモデルや、実力値に合った寛容性の高いモデルを選ぶことこそが、最もコストパフォーマンスの高い上達への近道です。