近年の深刻な気候変動に対応するため、日本高校野球連盟が推し進めてきた「暑さ対策」は、2026年大会において完全定着のフェーズに入った。最大の変更点は、大会序盤の真夏日における「朝・夕2部制」の全面運用だ。
午前中に第1試合と第2試合を行い、最も気温が上昇する正午から16時前後までは試合を中断。夕方の涼しい風が吹き始める16時半以降に第3試合や第4試合を開始する変則スケジュールが採用されている。これにより、従来の「朝から夕方までぶっ続けで放送する」スタイルから、ライブ配信のピークタイムが明確に二分される形となった。
視聴者側としても観戦リズムのアップデートが求められる。午前の部は出勤・通学時間帯や午前の仕事中にスマホの音声ライブでチェックし、夕方の部は帰宅後のリラックスタイムや夕食時にリビングの大画面でじっくり鑑賞する——。2部制の導入は、図らずも現代人のライフスタイルに合致した配信視聴の新たな潮流を生み出している。