1988年2月、名古屋市内でデート中だった若い男女が拉致され、執拗な暴行を受けた末に殺害されました。この事件の首謀者であった男(事件当時19歳)に対しては、2004年に最高裁で死刑判決が確定しています。少年事件において死刑が選択されるのは極めて異例のことであり、当時の社会に与えた衝撃の大きさを物語っています。
この主犯格の男に対する死刑は、2015年12月に執行されました。彼が拘置所の中で何を思い、どのように最期の瞬間を迎えたのかについては、一部の面会記録などを通じて贖罪の念が語られていたものの、被害者遺族の無念が晴れることは決してありません。主犯の死をもって、事件の一つの節目は迎えましたが、残された共犯者たちの人生は続いています。