今のトレンドを象徴するのが「体験型」プログラムの急増だ。単に居酒屋で向き合って話すだけでは、どうしても就職面接のような緊張感が漂ってしまう。それを打ち破る工夫が都内各地で試みられている。
例えば清澄白河や代官山で開催される「モーニングコーヒー散策コン」。日曜の朝9時、少人数グループで話題のコーヒースタンドを巡りながら街を歩く。歩くという共通の動作があるだけで沈黙が怖くなくなり、自然な会話が生まれる。他にも、サウナ好きが集まる「個室サウナ交流会」、国立新美術館や六本木のギャラリーを巡る「アート鑑賞コン」、さらにはボードゲームカフェを貸し切った「体験プレイコン」など、切り口は極めて多様だ。「何を話せばいいかわからない」という口下手な参加者でも、目の前にある体験そのものが会話のトリガーになるため、カップリング率も従来型より大幅に高いという。