紫蘇の持つ有効成分を余すことなく体内に届けるには、調理法と摂取タイミングにちょっとした工夫が必要だ。ロズマリン酸は水に溶けやすい性質を持つ一方で、紫蘇に含まれる精油成分「ペリルアルデヒド」や脂溶性ビタミンは油と馴染みやすい。
最も効率的なのは、細かく刻んだ青紫蘇にえごま油やオリーブオイルを少量和えるテクニックだ。細胞壁を破壊して成分を外に出しつつ、油分によって腸管での吸収効率が飛躍的に高まる。また、加熱しすぎると貴重なポリフェノールが失われるため、サッと熱を通す程度か、生の状態で料理の仕上げに加えるのが鉄則である。ジュースとして赤紫蘇を摂取する場合は、クエン酸やリンゴ酢を加えて抽出することで、成分の安定化と鮮やかな発色を同時に実現できる。