現在、女性として歴代最長の爪を持つ人物として公式認定されているのが、アメリカ・ミネソタ州在住のダイアナ・アームストロング氏だ。彼女の両手の爪を合わせた全長は、なんと13.06メートル(42フィート10.4インチ)。親指の長さだけで約1.3メートルに達し、スクールバス1台分を軽く超えるサイズ感といえば、その異常なスケールが理解できるだろう。
彼女が爪を伸ばし始めた理由は、単なる気まぐれでも名誉欲でもなかった。1997年、わずか16歳で急死した愛娘ラトシャさんへの深い哀悼の意が込められている。娘が亡くなる前日に塗ってくれたマニキュアが最後の手入れとなり、以来、彼女は一切の爪切りを拒否した。周囲からの嘲笑や不便さをはねのけ、亡き娘との心の絆として守り続けた結果が、前人未到のギネス世界記録へと結実したのだ。