窒息事故のリスクと並んで見過ごせないのが、歯科医学的な観点からの問題だ。飴は口の中に長時間とどまり、絶え間なく砂糖を供給し続ける「虫歯菌にとって最高の環境」を作り出す。
小児歯科医は警告する。「1分で食べ終わるクッキーよりも、10分間舐め続ける飴の方が、圧倒的に口内環境を酸化させ、歯のエナメル質を溶かします」。特に乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、あっという間に重度の虫歯へ進行してしまう。
どうしても飴を与える場合は、食後の決まった時間にし、ダラダラと長時間舐めさせない工夫が必要だ。また、舐めた後は緑茶やお湯を飲ませるか、すぐにうがいをする習慣を徹底させたい。