電車が止まる物理的なトリガーとは一体何なのか。基本となるのは、沿線に設置された風速計と雨量計の数値だ。
一般的に、風速15m/s〜20m/sを超えると徐行運転が始まり、風速25m/sに達した時点でほぼすべての路線で運転見合わせの措置が取られる。風速25m/sという数値は、走行中の車両が横風を受けて脱線する危険性や、周辺から飛来したシートや看板が架線に絡みつくリスクが急激に跳ね上がる限界ラインとされる。また、短時間での集中豪雨によって線路の盛り土が流出したり、アンダーパス部分の線路が冠水した場合も、雨量規制値を超えた瞬間に安全装置が作動して信号が赤へと変わる。