ここで絶対に外せないのが、創業以来変わらぬ製法で手作りされている伝統の味わいだ。看板メニューである草団子は、口に入れた瞬間に広がる濃いヨモギの香りと、しっかりとした心地よい弾力が持ち味。上からたっぷりとかけられた甘さ控えめの自家製小豆あんと、風味豊かなきな粉のバランスが秀逸で、素朴ながらも贅沢な満足感を与えてくれる。
また、散策で火照った体を優しく冷ましてくれるのが、地元・塩原の清らかな湧き水を使って作られる「ところてん」だ。ツルリとした独自の喉越しと、キリッとした酢醤油の酸味が口の中に清涼感を運ぶ。流行を追った派手なスイーツとは一線を画す、素材の良さをそのまま生かした味わいこそが、訪れる人々の舌と心を捉えて離さない。