開山当時は年間数百万人の参拝者を見込んだものの、バブル崩壊後の観光需要の冷え込みとともに参拝客は激減した。広大な敷地と莫大な維持管理費が重くのしかかり、一時期は市税の滞納や公売の危機に晒されるなど、苦難の歴史を歩んできた。
長らく「珍スポット」や「忘れ去られたメガ構造物」として一部のB級観光マニアにしか知られていなかった事実もある。しかし、その「静けさ」と「人が多すぎない余白」こそが、奇しくも2026年代半ばの現在において、最高の観光資源へと反転した。人混みに揉まれる京都や東京の有名寺院では絶対に得られない、圧倒的な孤独と静謐がここには残されていたからだ。