横浜市鶴見区潮田地区。ここを一歩歩けば、出汁の香ばしい匂いと三線の旋律が風に乗って流れてくる。老舗の沖縄物産店には、島豆腐や新鮮なゴーヤー、シークヮーサーが所狭しと並ぶ。かつて労働者たちの胃袋を支えた沖縄食堂は、今やSNSを通じてZ世代や外国人観光客が詰めかける人気スポットだ。
「昔は故郷の味を守るための場所だったが、今は若い世代が新しい感覚で琉球カルチャーを楽しんでいる」。地元で長年居酒屋を営む店主はそう語る。古き良き沖縄そばの味を守りつつ、進化系スパイスを加えたメニューが登場するなど、街全体が生き生きとしたアップデートを重ねている。