2026年本格運用を迎えたETC 3.0によるダイナミック・プライシング(時間帯別料金設定)は、日本の交通流管理に決定的なインパクトを与えた。混雑集中期におけるピーク時間帯の通行料金を通常より値上げする一方、早朝・深夜時間帯の料金を大幅に割り引く施策だ。
導入初期には「実質的な値上げではないか」という懸念の声も上がっていた。しかし、費用を抑えたい長距離トラックや個人旅行者が自主的に出発時間をずらした結果、ボトルネック区間の通過速度が向上。移動時間が読めるようになった実益が評価され、料金変動に対する世論の受け止めも急速に変化している。