商業施設が長生きするカギは、ハレの日の贅沢ではなく、ケの日の日常にある。キーテナントであるスーパーマーケットを中心に、新鮮な地元野菜や惣菜が並ぶフロアは連日熱気に満ちている。
注目すべきは、近年のテナント再編で投入された地元奈良の銘店や話題のカフェだ。チェーン店の安心感と、ここでしか味わえないローカルフードの魅力が見事に同居している。ランチタイムには近隣のオフィスワーカーや主婦層でテーブルが埋まり、夕方には惣菜コーナーに人山ができる。食を軸にした生活密着スタイルの徹底こそが、リピート率の高さを維持する最大の要因だ。