体育館の中央に設置された全方位360度カメラ。そこから配信される高画質なライブ映像は、遠く離れた郷里で暮らす祖父母のタブレットやVRゴーグルにリアルタイムで届く。
「まるで会場の最前列で孫を見守っている感覚でした」。高知県から配信を見守った70代女性は、目元を拭いながらそう語る。長距離移動の負担や体調不良を理由に上京を諦めていた高齢の親族にとって、このテクノロジーはかけがえのない救いとなっている。人数制限による保護者の立ち見トラブルも解消され、誰もがゆとりを持って式を楽しめる環境が標準化しつつある。