数字は嘘をつかない。今回の発表で最も際立ったのは、売上高粗利益率のドラスティックな改善だ。かつては売上を立てれば立てるほど研究開発と製造コストが嵩む歪な収益構造に苦しんでいたが、量子ドットレーザのファブレス量産体制が安定軌道に乗ったことで、製造コストの低減が一気に進んだ。
営業損益の赤字幅は前年同期比で大幅に縮小。依然として最終黒字への完全到達には至っていないものの、固定費の圧縮と高粗利製品の構成比上昇が効いている。損益分岐点売上高のラインは確実に下がっており、経営陣が掲げてきた「2026年度中の営業黒字化」という公約が、単なる願望ではなく現実的なタイムラインとして浮き彫りになった。