岐阜県の気象を語る上で避けて通れないのが、南北による圧倒的な環境差です。南部の美濃地方は鉢状の地形も相まって、夏場には全国ニュースの常連となる酷暑に見舞われます。一方、北部の飛騨地方は標高が高く、豪雪地帯としても知られます。
しかし、近年のデータが示すのは単なる「寒暖差」を超えた激動の傾向です。美濃では最高気温が40度に迫る日が珍しくなくなり、飛騨では冬の急激なドカ雪と暖冬による融雪が目まぐるしく入れ替わる現象が起きています。同じ県内でありながら、求める防災対策も着るべき服装も完全に泣き別れとなる現状が続いています。