クッション選びで最も頭を悩ませるのが素材の選択だ。かつて主流だった低反発ウレタン一辺倒の時代は終わり、現在は目的に応じた多層構造化や新素材の導入が進んでいる。
固めのホールド感を好む層には、沈み込みすぎない「高弾性高反発ウレタン」が支持を集める。一方で、長時間の着座による蒸れや局所的な圧迫感を嫌う層には、流動性を持つ「3D高分子ゲル」や、体圧に合わせて空気が移動する「エアセル(空気圧分散)」タイプが爆発的な人気を誇る。体感温度のコントロール機能を備えた冷却素材や通気性メッシュの組み合わせも、現在のスタンダードとなりつつある。