仕事の現場や、予約のキャンセル、万が一のクレーム対応など、深刻度の高い場面ではより重みのある言葉選びが求められる。単なる「チェソンハムニダ」を超えて使われるのが、「대단히 죄송합니다(テダニ チェソンハムニダ=大変申し訳ございません)」や「진심으로 사과드립니다(チンシムロ サグアドゥリムニダ=心よりお詫び申し上げます)」だ。
ソウルのIT企業で働く日韓バイリンガルのマネージャーはこう語る。「深刻な問題が起きた時、理由をダラダラと述べる前に、まずこの最高敬語で誠意を提示する。その迅速な一言があるかどうかで、その後の交渉の円滑さが180度変わる」。単なるマナーを超えた、ビジネス上の危機管理スキルと言える。