実際に名付けや資格試験に向けて6画の漢字を調べたユーザーは、どのような体験をし、どこに障壁を感じているのでしょうか。編集部がWeb上の相談事例やSNSの証言を独自調査したところ、最も切実な声が集まっていたのは「姓名判断における流派ごとの画数相違」でした。
第一子の命名に臨んだある保護者は、育児コミュニティにおいて次のような苦悩を吐露しています。
「『旭』という漢字を名前に使おうと複数の命名サイトで調べたところ、ある流派では6画、別の流派では『日』を旧字体換算してカウントするため画数が変わり、大吉から凶に転落した。サイトによって結果が真逆になり、何を信じればいいのか分からなくなった」
また、日本語教育の現場に立つ教員からは、「外国人学習者にとって、6画前後の漢字は画数が多すぎず少なすぎず、バランスを取るのが最も難しいゾーン。特に『糸』の下部(小の部分)を点三つで書くのか縦棒を入れるのかで、画数の数え間違いが頻発する」という指導上のリアルな課題も寄せられています。
客観的な事実として、常用漢字表に示された筆順と画数は一貫していますが、民間の姓名判断や流派ごとの解釈が複数乱立していることが、利用者の混乱を招く最大の要因となっています。