『こち亀』を語る上で外せないのが、作者・秋本治氏が打ち立てた連載伝説の数々です。1976年から2016年までの40年間、一度も休載することなく週刊連載を続けたという記録は、漫画界における前人未到の偉業です。
常に数話分のストックを持ち、デジタル作画への移行も極めて早い段階で完了させていた秋本氏のプロフェッショナリズムは、現代のクリエイターからもリスペクトを集めています。
2016年の200巻発売と同時に迎えた連載最終回では、ジャンプ本誌とコミックスで異なるオチを用意するという前代未聞の仕掛けが施され、当時のネット上はお祭り騒ぎとなりました。「一つの時代が終わった」「両さん、40年間お疲れ様でした」といった感謝と惜別の声が溢れ返り、炎上や批判の多い漫画の最終回において、極めて異例の絶賛と祝福に包まれた幕引きとなりました。