もし朝起きて涙が流れていた場合、どのように対処すればよいのだろうか。睡眠専門医が推奨するのは、まず「焦らないこと」だ。「何かの病気かもしれない」と過度に不安がると、そのストレスが翌夜の自律神経をさらに緊張させる悪循環に陥る。朝起きたらぬるま湯で顔を洗い、白湯を一杯飲んで副交感神経から交感神経へのスムーズなバトンタッチを促すことが第一歩となる。
ただし、単なる生理現象として見過ごせないケースも存在する。涙とともに激しい頭痛や動悸が伴う場合、あるいは日中も強い抑うつ感や意欲低下が数週間以上続く場合は、単なる「脳のデトックス」を超えて自律神経失調症やうつ病の初期サインである可能性がある。その場合は躊躇せず、睡眠外来や心療内科のドアを叩くべきだ。