給与明細の額面だけを見て「意外と高い」と判断するのは早計だ。生保レディの多くは会社に所属しつつも、税務上および実態としては「個人事業主」に近い側面を強く持っている。そのため、日々の営業活動に付随する各種出費の多くが「自己負担」となるからだ。
見込客に配布するタオルやカレンダー、季節のノベルティグッズ、喫茶店での商談代、提案書の印刷代、さらには移動にかかる交通費まで、原則として職員自身のポケットマネーから支払われる。月に5万〜10万円近くの経費が発生することは日常茶飯事だ。年末調整や確定申告で一定の経費計上は可能とはいえ、実際に手元の銀行口座に残る「実質的な手取り額」は、給与明細に記載された総支給額から乖離することをあらかじめ覚悟しなければならない。