長年「打つ手なし」と諦められていた小仏トンネル周辺の容量不足に対し、NEXCO中日本が着手したのが「小仏トンネル新坑道(上り線)」の掘削・対策工事だ。既存のトンネルに並行して新たな車線を整備し、ボトルネック区間の交通容量を拡大する大規模プロジェクトである。
2026年現在、工事は最終段階の設備整備および試運用調整へと入っており、一部区間での車線運用見直しが段階的に進められている。全線での完全運用開始に向けた最終調整が行われる中、暫定的に車線運用が工夫されたエリアでは、これまでなら一気に停車していたポイントでの速度低下がやや緩和されるなど、限定的ながらも確かな構造改革の効果が観測され始めている。