少子高齢化と人口減少が加速する地方自治体にとって、大型消防車輌の維持管理と人手不足は死活問題だ。そこで注目を集めているのが、普通免許で運転可能な「多目的小型消防車輌」の台頭である。
幅狭な旧市街地や山間部の農道でもスムーズに進入できるコンパクトな車体でありながら、高圧微細ミスト消火装置や救急資機材、ドローン格納庫を一体化。消防署員の数が限られる地域でも、1台で初期消火から救急一次処置までをカバーするマルチタスク運用が可能になった。広域連携を進める市町村にとって、この柔軟性こそが防災の命綱となっている。