1982年にドラマ『ねらわれた学園』で脚光を浴び、翌1983年にシングル『おねがい神様』で歌手デビューを果たした森尾由美。中森明菜や小泉今日子、早見優といった絢爛豪華なスターがひしめく「82年組」の熱気の中で、彼女が纏っていたのはどこか素朴で透き通るような空気感だった。
過剰な演出に頼らず、ショートボブや自然体なスマイルで画面をパッと明るくする存在感。当時の少年誌やアイドル誌のグラビアでは表紙を総なめにし、「クラスで一番かわいい女の子」という親しみやすさと高嶺の花感が同居する独特のポジションを確立した。