当時のラジオ番組や音楽誌のアーカイブを振り返ると、嵐のメンバー自身もこの楽曲に対して格別の思い入れを抱いていたことがわかる。主役を演じた相葉は、「ドラマの重苦しい展開を明るく照らす光のようなエネルギーがある反面、表現のさじ加減ひとつで曲の表情ががらりと変わる難曲だった」と後年のインタビューで述懐している。
スタジオレコーディングにおいては、グループならではのコーラスワークの重厚感と、疾走感を殺さないしなやかなボーカルトーンの両立が徹底的に追及された。Bメロの変幻自在な展開からサビの爆発的な開放感へとつながる展開は、緻密な音程コントロールと感情移入が要求される。5人の声が交わった瞬間に立ち現れる圧倒的なスケール感は、制作陣とメンバーの妥協なき試行錯誤の結晶であった。