シネコンの熱気と並行して、都市部の単館系ミニシアターにもかつてない若者の波が押し寄せている。Z世代を中心に、アルゴリズムがおすすめしてこない「未知の掘り出し物」を映画館で探すムーブメントが定着したためだ。
レトロな佇まいの劇場、館主こだわりの上映プログラム、オリジナルグッズの販売、監督やキャストが登壇する上映後トークセッション。単に映画を鑑賞する場所を超えて、映画好きが集う「コミュニティサロン」としての価値が見直されている。SNSで口コミが広がった単館作品が、全国のシネコンへと順次拡大上映される成功パターンも珍しくなくなった。