2026年春の延伸開業以降、北陸を経由して長野へと入る「広域周遊ルート」が完全に定着した。関西圏からの旅人は従来の特急「しなの」ルートに加え、敦賀乗り換えで富山・長野へと抜ける新たな選択肢を手に入れた。結果として、金沢や富山で伝統文化や海鮮を愉しんだのち、北アルプスの絶景と温泉を求めて長野へと足を延ばす旅行客が急増している。
特に軽井沢や長野市周辺では、週末の混雑緩和を目的とした時差通勤ならぬ「時差旅行」の提案が功を奏し始めている。金曜の夕方に現地へ入り、週明けの月曜早朝に新幹線で都内や関西へ出社するスタイルだ。かつての週末型観光から、平日を含めたシームレスな移動へと変化したことで、駅周辺のホテル稼働率は年間を通じて高い水準を維持している。