店内を歩くと、従来の「商品を並べて売る」スタイルからの脱却が目につく。大型4Kディスプレイが最新アニメのメイキング映像を映し出し、キャラクターの等身大ARフィギュアと記念撮影ができる体験型ブースには長蛇の列ができる。単に物を買う場所から、作品の世界観に直接浸るアトラクションとしての性格を強めているのだ。
来店していた都内在住の20代ファンはこう語る。「配信でアニメを観た後、その熱量のままここに来るのが日常のルーティン。グッズを手に取るだけでなく、この空間に漂う熱気を直接肌で感じることが楽しい」。デジタル消費が当たり前になったからこそ、五感で感じるリアルな空間へのニーズが高まっている。