大会のもうひとつの醍醐味は、Jリーグの下部組織や都市部の有名ジュニアクラブに対し、地方の町クラブやフットサル専門スクールが真っ向から勝負を挑み、撃破していくドラマにある。
広大なサッカーグラウンドを日常的に確保するのが難しい地域であっても、体育館を活用して徹底的にフットサル技術を磨き上げたチームが、全国の舞台で旋風を起こす。設備や人数のハンデを、戦術と足元の粘り強さで補い、強豪を追い詰める姿には胸を打つものがある。
地方の草の根クラブが示すこの可能性は、日本のサッカー育成が都市部だけに偏らず、全国津々浦々で多様な進化を遂げていることの何よりの証明だ。