急拡大するブームの陰で、当然ながら社会的摩擦や懸念の声も噴出している。最も議論を呼んでいるのが、軽犯罪法や刑法の「公然わいせつ罪」との兼ね合いだ。
弁護士の山下由美子氏は警鐘を鳴らす。「いくら個人の健康法や自己表現であっても、不特定多数の人が目撃できる場所や、公道から見通せる自宅のベランダ・庭などで行った場合、意図の有無にかかわらず公然わいせつ罪や軽犯罪法違反に問われる可能性が極めて高いです。SNSに投稿する際も、モザイク処理や撮影場所に十分配慮しなければ、思わぬ法的トラブルに発展しかねません」
実際に、一部の愛好家が公園や海岸の露出した場所で早朝に行い、近隣住民から警察への通報が相次ぐケースも報告されている。業界団体や施設運営者は「マナーを守らない一部の暴走が、健全なサウナ・ウェルネス文化全体を脅かしかねない」と注意を呼びかけている。