InstagramやTikTokには、マッチングアプリでスピード婚を果たしたカップルや、理想的なプロポーズを演出する動画があふれている。しかし、それらを眺める未婚女性たちの心には、祝福よりもむしろ深い疲弊感が溜まっていた。アルゴリズムが提示する「完璧な人生」への不信感だ。
対照的に、ガルちゃんの画面には無骨なテキストしか存在しない。そこにあるのは「お見合いで相手の鼻毛が出ていた」「デートで割り勘にされて冷めた」といった、あまりにも日常的で情けない失敗談だ。編集もフィルタリングもされていない失敗の共有こそが、孤独な婚活当事者にとって最大の安心材料となる。「自分だけじゃないんだ」という安堵感が、ユーザーを日夜このプラットフォームへと連れ戻す。