銀座の街角を歩けば、目に入るのは雰囲気の異なる二つのシャネルブティックだ。中央通りに聳え立つシャネル銀座は、建築家ピーター・マリノが手がけたガラス壁面が印象的な現代の城塞。夜になるとLEDのファサードが、シャネルを象徴するツイード模様やアイコンモチーフを夜空に浮かび上がらせる。圧倒的な存在感だ。
一方、一本入った並木通りに佇むブティックは、よりプライベートで隠れ家のような落ち着きを放つ。ここには選び抜かれた顧客がゆっくりとコレクションを吟味できる極上のサロン空間が広がる。洗練された静寂。この二つの店舗のコントラストこそが、銀座という街でシャネルが提示するラグジュアリーの奥行きに他ならない。