値上げのニュースが日常茶飯事となった時代において、1本数十円から100円台という驚異的な価格設定を維持する手腕には脱帽するしかない。単に安いだけではない。提供される焼きとんや串揚げは、毎日丁寧に仕込まれ、絶妙な火加減で焼き上げられている。一口頬張れば、肉汁と香ばしいタレの風味が口いっぱいに広がる。
「千円札1枚で、ここまで満足できる店はそうそうない」——店内で生ビールを傾けていた地元在住の40代男性は笑顔で語る。いわゆる「千べろ」文化の象徴でありながら、クオリティへの妥協が一切見られない点こそが、多くの飲兵衛たちを虜にして止まない理由だ。