駅周辺のグルメシーンもまた、新たなフェーズを迎えている。かつては観光客向けの定番和食や大衆的な食べ歩きフードが中心だったが、ここ1〜2年で路地裏の古民家をリノベーションしたナチュラルワインバーや、地場産の鎌倉野菜を主役にしたヴィーガンカフェが急増した。
メインストリートの人ごみを一歩外れると、静かな住宅街の入口に洗練されたスタンドが現れる。「わざわざ駅から数分歩いてでも来たい」と思わせる個性的で持続可能な店舗が増えたことで、滞在の質そのものが向上しているのだ。地元素材を活かしたクラフトビールを片手に、旅のプランを練る外国人旅行者の姿も今や日常の景観となった。