しかし、オープン直後から風向きは急速に怪しくなった。SNS上には「期待外れ」「写真映えのためだけに1,500円は高すぎる」「学園祭のクオリティ」といったネガティブなレビューが爆発的に拡散したのである。特に、ドリンクのラインナップや会場のチープさに対する批判は止まらず、メディアでも連日のように「炎上」として取り上げられる事態となった。
興味深いのは、どれほど酷評されても、期間中の集客自体は衰えなかったという事実だ。批判記事やSNSの投稿を見て「どれほど酷いのか確かめたい」「ツッコミどころ満載の場所で写真を撮りたい」という、いわば反転した好奇心で足を運ぶ若者たちが後を絶たなかった。消費の理由が「共感」から「野次馬精神やネタ化」へと変化してもなお、人は集まった。ここに、当時のインスタ映え狂騒曲が持っていた狂気が凝縮されている。