今年の冬に流行しているウイルス性胃腸炎は、従来のものよりも感染力が強く、発症後の嘔吐回数が多いのが特徴だ。東京都内の感染症情報センターによると、報告数は過去5年で最多を記録。この変異株は胃粘膜への吸着力が強く、急激な脱水症状を引き起こしやすい。
「朝起きて少し気持ち悪いと思っていたら、昼にはトイレから動けなくなった」と語る30代男性は、急激な症状の悪化に驚いたという。ウイルスが胃腸の細胞を破壊するため、水分を吸収する機能そのものが一時的にストップしてしまう。この状態で普通に水を飲んでも、体はそれを受け付けず、そのまま吐き出してしまうのだ。