一方、Z世代を中心とする若年層の間では、どこか懐かしくも新しい「ネオ・ヴィンテージ」と呼ばれるカラーカテゴリが絶大な支持を集めている。Y2Kファッションの定着と相まって、90年代後半から2000年代初頭のニュアンスを現代的な質感で再解釈した色彩だ。
マットなアッシュグレーや、温かみのあるバターブロンド、深みのあるワインレッドなど、ギラつきを抑えた「くすみ感」と「上質なツヤ」を両立させた質感が特徴となっている。ストリートカルチャーとハイファッションの境界が曖昧になる中で、髪色は自己主張の最も手軽で強力なファッションアイテムとして機能している。