「うちの会社は、もう新卒主体の組織ではありません」——採用幹部がそう言い切る背景には、人事制度の根本的な刷新がある。かつてのJALは、定期ローテーションによってゼネラリストを育てる文化が色濃かった。しかし現在は、職務内容と必要なスキルを明確に定義する「ジョブ型」人事へのシフトが一段と進んでいる。
選考過程においても、年次や前職の企業規模といった表面的な属性は徹底的に削ぎ落とされる。問われるのはただ一つ、「あなたが持っているそのスキルで、JALのどの課題をどう解決できるのか」という具体的なインパクトだ。異業界出身者であっても、課題の本質を見抜き、異なるロジックを持ち込んで組織を動かせる人物が高く評価される。