振り返れば、二人の交流が公の知るところとなった当初、世間には驚きと好奇の目が交錯した。しかし、時を経るごとにその眼差しは敬意へと変わっていく。長渕のステージやプロジェクトに冨永が関わり、あるいは冨永の挑戦に長渕がエールを送る。そこにあったのは、年の差やジャンルの壁を軽々と飛び越える純粋なリスペクトだった。
流行が目まぐるしく移り変わり、関係性が消費されがちな現代において、二人の絆は年月の経過とともにむしろ深まりを見せている。互いの活動を遠くから見守りつつ、勝負の局面では言葉少なくも熱い鼓舞を交わす。そうした関係性は、移り気なエンタメ界において極めて稀有な光を放っている。