茨城県は全国有数の農業県だが、気候の変動は現場の生産者にダイレクトな打撃を与えている。特に夏場から秋口にかけて多発したダウンバーストや突発的なゲリラ豪雨は、水戸市や鉾田市、つくば市の農地に局地的な浸水被害をもたらした。
名産のメロンやレンコン、干し芋用のサツマイモなど、土壌の水分管理が品質を左右する作物にとって、急激な大雨と直後の猛暑は死活問題だ。「雨の降り方が昔と違う。スコールのように叩きつける雨が増えた」と鉾田市の農家は明かす。施設園芸のハウス補強や水路の再整備など、気候変化に合わせた適応策が待ったなしの状況だ。