2026年に入り、東京・麻布十番や渋谷のカウンター和食店では、締めの一品やアミューズブーシュとして藁焼きを目の前で披露する演出が大ヒットしている。目の前で豪快に立ち上る炎、店内に広がる香ばしい藁と柑橘の香り。TikTokやInstagramでは、炎の中でみかんが転がるドラマチックな映像が何百万回も再生され、海外からのインバウンド客の間でも「Samurai Smoked Citrus」として注目を集め始めた。
予約困難とされる都内のある創作和食店店主はこう明かす。「最初は半信半疑でお客様にお出ししたのですが、一口食べた瞬間の驚いた顔が忘れられません。今ではこれを目当てにご来店されるお客様が7割を超えています」。SNSでのバズと実店舗での満足度の高さが両輪となり、トレンドの域を超えた新たな食文化として根付きつつある。