広島県の高校野球界といえば、全国屈指の超激戦区として知られる。甲子園常連の私立強豪校が立ちはだかる中、福山市立が採った戦略は実にクレバーだった。導入したのは、市販のタブレット端末と高性能カメラを活用した独自のアナリティクスシステムだ。
対戦相手の投手の癖、配球パターン、走者の離塁タイミングなどを徹底的に可視化。相手の隙を突く「超機動力野球」を徹底した。県大会準決勝では、相手のエースから1試合で6つの盗塁を奪い、揺さぶりをかけ続けて見事に逆転勝利。力勝負では分が悪い相手に対し、頭脳と足で勝利をもぎ取るスタイルを確立した。